男性の濃い髭や体毛の原因となるのが男性ホルモン（テストステロン）です。男性ホルモンには頭髪を薄く、頭髪以外の毛を濃くする働きがあり、男性ホルモンが多い人ほど毛深くなるといわれています。ということは男性ホルモンを減らすことができたら髭や体毛を薄くできるのでしょうか？ここでは髭や体毛を薄くするために男性ホルモンを減らす方法をまとめてみました。
男性ホルモンと女性ホルモン
性ホルモンには大きく分けて男性ホルモンと女性ホルモンの２種類があるのはご存じだと思います。男性ホルモンの割合が多いと体毛が濃く筋肉質な男らしい体型に、女性ホルモンの割合が多いと体毛が薄く丸い女性らしい体型になります。
男性には男性ホルモンしかないと思われている方もいるかもしれませんが、実は男性も女性も、男性ホルモンと女性ホルモンの両方をもっています。そして体の中に存在する性ホルモンの量は脳によって一定に保たれているため、男性ホルモンが増えると女性ホルモンが減り、女性ホルモンが増えると男性ホルモンが増えるという仕組みになっています。
つまり男性ホルモンを減らすには、男性ホルモンそのものの分泌を抑えるか、女性ホルモンを増やすかの２つの方法があるということです。
男性ホルモンの分泌を抑える方法
男性ホルモンを抑える薬として抗男性ホルモン（アンチアンドロゲン）というものがあります。
アンドロクール、シテロン
合成黄体ホルモンの一種が男性ホルモンの生成を抑え、男性ホルモンの働き自体もブロックします。
男性ホルモンを抑える働きが非常に効果が高いといわれていますが、長期に渡って使用すると肝細胞がんを発症するなど強い副作用があります。
リスクが高いため国内では承認されておらず、個人輸入でのみ入手可能です。元々は前立腺がんや前立腺肥大のためのお薬です。
ハイレス、アルダクトンA
男性ホルモンが受容体と結合することをブロックし、男性ホルモンの働きを抑えます。
主な副作用に高カリウム血症や、声が低くなることがあります。声が低くなることから、男性ホルモンだけでなく女性ホルモンの働きも抑えてしまっているという意見もあります。
もともとはむくみや高血圧に使用されるお薬で、血圧関連の薬との相性が悪いので、血圧の薬を飲んでいる方は特に注意が必要です。
女性ホルモンを増やす
女性ホルモンを増やすにはエストロゲン、プロゲステロンを摂取するか、同じような働きをする物質としてイソフラボンを摂取する方法があります。
プレマリン、エストロフェム
エストロゲン（卵胞ホルモン）を増やすお薬です。重篤な副作用として血栓症、乳がんなどがあります。
マレフェMtF、プロベラ
プロゲステロン（黄体ホルモン）を増やすお薬で、男性ホルモンを抑える働きもあります。乳房を大きくする働きがあるといわれているので、男性にはあまりおすすめできません。
イソフラボン
大豆に含まれる成分で、エストロゲンと似た働きをするため、摂取することで男性ホルモンの働きを抑えることができるといわれています。
イソフラボンはサプリを半年ほど毎日服用しましたが、目立って髭や体毛が薄くなる感じはしませんでした。
豆腐や納豆も好きで昔からよく食べていたので、もしかしたらずっと効果が出ていたのかもしれませんが、脱毛するまで髭はしっかり生えていたので髭を薄くする効果は高くないのだと思います。
まとめ
ここまでご紹介してきたお薬を使えば、男性ホルモンを抑えることはできます。ですがこれらのお薬は、男性ホルモンが増えすぎて調子を崩した女性や、性同一性障害の方が男性の体から女性の体に変わりたいときに使用されるものです。
ホルモンを抑え続けるには服用し続ける必要があること、そして薬には副作用があること、そして髭がなくなるだけでなく体が女性化していくということから、男性が髭や体毛を薄くするために服用するのはおすすめしません。
このようなリスクがなく、髭や体毛を薄くできるメンズ脱毛がおすすめです。メンズ脱毛なら数回の施術で濃い髭や体毛から解放されます。
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